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2008年1月14日 (月)

韓国・国立全州博物館-シャーマン推定像

Photo写真は韓国・全州博物館に展示されている紀元前2世紀のシャーマン(呪術者・巫女)の推定復元像。頭には鹿角、首から多鈕細文鏡を吊り下げ、手には八珠鈴や双頭鈴を持つ。腕や腰には朝鮮式小銅鐸をたくさんぶら下げ、銅剣を帯びている。

このシャーマン像…岩永省三さんの『歴史発掘7-金属器登場』(講談社/1997)で紹介されていたので、正月の韓国旅行-南原からの帰り、全州の名物ビビンバを食べるついでに寄ってきた。残念ながら推定像は写真だったが、当時の青銅器の使い方がわかりやすく説明されていた。シャーマンの衣装というと九州国立博物館にもツングース系の民俗展示がある。金属の円盤などジャラジャラと身に着けており、踊ると凄まじい音がしたことだろう。魏志韓伝に伝える「鐸舞」とはこんな姿だったのだろうか…

韓国の青銅器は、衛氏朝鮮や楽浪郡があった大同江流域やソウル周辺ではなく忠清道や全羅道-いわゆる馬韓の地域でたくさん見つかっている。青銅器など威信財-お宝は文化の中心地に-という考えからすると、ちょっと意外だが、鉄器時代に入りつつあった当時としては青銅器は実用の道具ではない。「青銅器は「僻地の有力者」の地位と威信を誇示するもの」という大林太良さんの言葉を思い出す。

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