« 第60回銅鐸研究会「高地性集落からみた弥生社会と銅鐸」 | トップページ | 鈴鹿市磯山銅鐸(三重9, 外縁付鈕2式, 4区袈裟襷文, 39.4cm) »

2008年6月17日 (火)

明治大学3号銅鐸(不明22, 突線鈕1式, 4区袈裟襷文, 41cm)

3明治大学博物館に常設展示されている3個のうちの一つ。

横帯分割型(瀬戸内渦巻派)では珍しい四区袈裟襷文だが、中央横帯の斜格子と連続渦文の間に2本の軸突線が入る。ちょうど扁平鈕式から突線鈕式への移行が始まった最初の銅鐸として、編年研究上、重要とされている。突線は横軸のみ3箇所で、縦軸はなく、その他の界線は複線。突線は鰭まで及ばない。身上縁の突線は2本、下辺横帯下の突線は3本。

残念ながら出土地不明。破損の状態から、A面(写真)の右側鰭を上にした埋納位置が推定される。B面の破損が著しい。

渦巻きは二重の線が中心部でつながるタイプ。1段、2段は8個 3段目は中央部の鋳上がり悪く正確な数は不明。全体的に鋳上がり悪く文様が不鮮明な箇所が多い。

鈕のデザインは扁平な菱環部の外側に広い綾杉文帯が付き、外周は鋸歯文。型持穴は円形で裾の型持は太い長方形。破損孔から見た内面突帯は蒲鉾型で1本巡る。

全体のフォルムはかなり扁平(66%)で、横方向からみると身の上半部が若干内湾する。また3段目の横帯でB面が若干上方にズレる。
(08/06/14観察)

銅鐸観察ノートも2冊目となったので、ブログに観察所見を残すことにした。
タイトルのデータは島根県埋文センターの銅鐸出土地名表による。

|

« 第60回銅鐸研究会「高地性集落からみた弥生社会と銅鐸」 | トップページ | 鈴鹿市磯山銅鐸(三重9, 外縁付鈕2式, 4区袈裟襷文, 39.4cm) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1000613/21674523

この記事へのトラックバック一覧です: 明治大学3号銅鐸(不明22, 突線鈕1式, 4区袈裟襷文, 41cm):

« 第60回銅鐸研究会「高地性集落からみた弥生社会と銅鐸」 | トップページ | 鈴鹿市磯山銅鐸(三重9, 外縁付鈕2式, 4区袈裟襷文, 39.4cm) »