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2009年8月 8日 (土)

名古屋市博物館に「中根銅鐸」が里帰り展示!

Photo現在、辰馬考古資料館に所蔵されている名古屋市瑞穂区軍水町出土の三遠式銅鐸の逸品-重要文化財の「中根銅鐸(写真1)」が夏休み期間中(8/1~9/13)里帰り展示されている。

中根鐸は三遠式の末期のもので、中央の縦帯が雷文、左右の縦帯はなく、袈裟襷の内区は細かな連続渦巻文で埋め尽くされるという特異なデザインで、数ある銅鐸の中でも異色かつ美麗なもの。

銅鐸に興味を持った地元の小栗鉄次郎氏は、過去の銅鐸の出土例についても調べ基礎的な資料を収集された。中根鐸は、1870年(明治3)に道路改修工事中に発見されたもので、この銅鐸の再発見(昭和15)は、小栗氏と梅原末治氏の研究成果である。

中根鐸の出土地周辺は、現在「銅鐸の道(地図)」として整備され、銅鐸発見地には宝蔵寺と西八幡社がある。中根鐸出土地付近の弥生集落としては西へ2kmの場所に弥生中期後半~後期に栄えた瑞穂遺跡がある。それからこれは意外と知られていないが、近くの中根小学校の玄関ホールにはレプリカ(模鋳品)が展示されている(平日なら見学可)。

Photo_2名古屋市博には、他にも常設展示で「名古屋城濠出土と伝えられる銅鐸」も展示されている。こちらは近畿式・突線鈕5式のどうどうたる大型銅鐸(写真2)で現高106cmだが鈕上部と飾耳が欠損しており、復元すると120cmを越えると推定される。

企画展 小栗鉄次郎-戦火から国宝を守った男-

会期:平成21年8月1日(土)~9月13日(日)

開館時間:午前9時30分~午後5時00分(入場は午後4時30分まで)

休館日:毎週月曜日(8/3・10・17・24・31、9/7)と第4火曜日(8/25)

名古屋市博物館
住所:〒467-0806 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1
電話:052-853-2655

この展覧会は、小栗鉄次郎の明治・大正・昭和の70年間にわたる記録をもとに、愛知県史蹟名勝天然紀念物調査会主事として文化財の保護に努め、愛知の文化財の歴史と文化財と共に歩んだ氏の足跡を紹介します。

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