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2009年11月

2009年11月22日 (日)

銅鐸内の気泡-土製と石製の鋳型の違いを裏付け

Photo 外縁付鈕式の銅鐸は石製鋳型で作られ、扁平鈕式銅鐸以降(正確には扁平鈕式の新段階~)、土製鋳型に変わったと言われてきたが、銅鐸をX線写真で分析することで、その合金内の気泡の量が石製から土製で減少することがわかったという。

見えた 技術進歩 - 合金の気泡減少【橿考研博物館】 2009/11/22 奈良新聞

気泡が多い石製鋳型で造られた「外縁付鈕式」の銅鐸の透視写真(県立橿原考古学研究所付属博物館提供)
弥生時代を象徴する青銅器、銅鐸(どうたく)の研究の一環で、県立橿原考古学研究所付属博物館(橿原市畝傍町)はこのほど、銅鐸8点のX線撮影を実施。制作年代が新しくなるほど合金に気泡がなくなり、均質な製品ができていく技術の向上を検証した。

会期中の特別展「銅鐸」(―23日)で展示している様式や大きさの異なる銅鐸8点(いずれも辰馬考古資料館蔵)を撮影した。

銅鐸は、鋳型に合金を流し込んで造った。鋳型は、年代とともに石製から土製へ変化。鋳型の変化に伴い、外見上でも文様が鮮明になるなど精度が上がることが指摘されていた。

X線撮影の結果、弥生時代前期(約2300年前)の「外縁付鈕式」の銅鐸は気泡がとても多く、弥生時代中期後半とされる「扁平鈕式」の銅鐸にはほとんど気泡はみられなかった。同研究所付属博物館の北井利幸主任技師は「土製と石製の鋳型で造られた銅鐸の違いを裏付けることができた」としている。

12月13日まで、X線撮影の写真パネルを同博物館で展示する。今月23日までは、実物と比較して見ることができる。

午前9時から午後5時まで。特別展会期中の入館料は大人800円、高・大学生450円、小・中学生300円。問い合わせは同博物館、電話0744(24)1185。

写真:気泡が多い石製鋳型で造られた「外縁付鈕式」の銅鐸の透視写真(県立橿原考古学研究所付属博物館提供)

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2009年11月13日 (金)

兵庫県立考古博物館「銅鐸破壊実験~壊れた銅鐸のナゾに迫る~」

1今月末11/28(土)13:30~、兵庫県立考古博物館で「銅鐸破壊実験(2回目)」が行われる。1回目は今年2/11に開催されたが、熱した後、水をかける方法では、銅鐸は壊れなかった(その後再加熱して叩くとようやく割ることができた)。今回は加熱を続けて熔解寸前で衝撃を与える方法がとられると思われる。成功するといいのだが…

11月28日(土)13:30~15:00
体験イベント「銅鐸破壊実験~壊れた銅鐸のナゾに迫る~」
場所:講堂・体験広場
対象:どなたでも
料金:無料

兵庫県立考古博物館
〒675-0142 兵庫県加古郡播磨町大中1-1-1 TEL.079-437-5589

開催中の特別展「古代祭祀の世界」(2009/10/3(土) ~ 11/29(日))でも久田谷の破砕銅鐸などが展示されている。

写真は1回目の実験の様子(銅鐸を壊しているのは石野館長)。

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2009年11月10日 (火)

大阪府立弥生文化博物館 地域展特別講演会「大阪で出土した銅鐸」

Photo現在、「発掘された日本列島2009」の地域展「大阪の宝物-出土品が歴史を語る」を開催中の弥生文化博物館で、今週末11/13に金関館長による「大阪で出土した銅鐸」と題する講演会が開催される。

11月13日(金)「大阪で出土した銅鐸」
大阪府立弥生文化博物館館長  金関 恕
時間:午後2時~4時 ※午後0時30分から整理券配布・午後1時30分から受付
場所:当館1階ホール
聴講料:無料(要入館料)

Photo_2「大阪の宝物」展では、下田遺跡銅鐸(写真2)、南河内郡太子町山田出土銅鐸、池上曽根遺跡銅鐸片も展示されている。下田銅鐸は普段は公開されていないので、今回は見学のチャンス。秋季特別展は11/15(日)まで開催。

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