« 堺市立みはら歴史博物館 特別展「古代に鋳る-青銅器-」 | トップページ | 橿原考古学研究所附属博物館・春季特別展「弥生の里-くらしといのり-」 »

2011年4月22日 (金)

安土城考古博物館・春季特別展「大岩山銅鐸から見えてくるもの」

Photo_4 久しぶりの更新~先日京都へ出張した折り、京都駅で滋賀県の安土城考古博物館で銅鐸展のポスターを見つけた。帰宅後早速博物館のHPを確認したところ、 展示もさることながら、興味深い講演会がいくつも企画されている…特別展終了後、是非サンライズ出版から書籍化して欲しい。展示品は既に見学したことがあるものも多そうだったが、京都の梅ヶ畑や大阪門真市の大和田銅鐸など、これまでなかなか見る機会がなかったものもある。愛知豊田市の手呂銅鐸も地元の資料館で常設展示しているので、一度行こう行こうと思っていたが…この特別展で会えそうだ。

第2回 滋賀・大阪 博物館連携企画「銅鐸を探る」
平成23年春季特別展 『
大岩山銅鐸から見えてくるもの
 
趣旨
現在の野洲市大岩山で、大岩山銅鐸が、最初に発見されたのは、明治一四年(一八八一)の夏、遊びにきた二人の少年によってであり、それを契機として一四個の銅鐸が、地元の人たちにより掘り出されました。本年はそれから一三〇年目に当たります。また、新幹線の土取り工事で、新たに一〇個の銅鐸が発見されたのは、昭和三七年(一九六二)の初夏で、本年はその五〇周年に当たります。
明治発見の銅鐸については、東京帝室博物館(現東京国立博物館)に二個が収められたほかは、地元に払い下げられ、その後多くが海外も含め流出するところとなっています。ただ、昭和発見の一〇個については、関係者の努力により、滋賀県の所蔵となり、現在は、当館が保管するところとなっています。こうした二四個の銅鐸は、二点を除き所在が確かめられており、すべて突線紐式で、最古のⅠ式から最新のⅤ式までの長い期間のものを含むだけではなく、そのうちには、近畿式が一四個、三遠式が四個と、使用された地域が異なる多様な銅鐸が一括埋納されておりました。しかも出土状況についての証言や銅鐸の砂の付着状況などから、大・中・小の三個が入れ子状態で埋納されていた可能性が高いと考えられています。
本展では、こうした大岩山銅鐸の特質を明らかにするため、同時代に使用・埋納された銅鐸や、大岩山銅鐸と同様に複数で出土した銅鐸についても、時期の異なるものも含め、可能な限り集め、検討することにしました。その上で「大岩山銅鐸」を取り巻く問題点や歴史的意義について改めて考えてみたいと思います。

会場:滋賀県立安土城考古博物館
滋賀県近江八幡市安土町下豊浦6678
TEL:0748-46-2424
   
会期:平成23年4月23日(土)~6月12日(日)
   
開館時間: 午前9時から午後5時 ※ただし入館は午後4時30分まで
休館日: 月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は翌日)
   
主な展示資料(予定)   
前原Ⅷ遺跡出土銅鐸
高塚遺跡出土銅鐸
高塚遺跡出土貨泉
下長遺跡出土銅鐸飾耳片
大岩山銅鐸出土地出土銅鐸(滋賀県野洲市:重文:辰馬考古資料館・当館蔵ほか)
桜ヶ丘遺跡出土銅鐸(兵庫県神戸市:国宝:神戸市立博物館蔵)
比丘尼城出土銅鐸(京都府与謝野町:重文:梅林寺蔵・京都国立博物館寄託)
高塚遺跡出土銅鐸(岡山県岡山市:重文:岡山県立古代吉備文化財センター蔵)
安都真出土銅鐸(徳島県徳島市:徳島県指定:個人蔵・徳島県立博物館寄託)
手呂町出土銅鐸(愛知県豊田市:愛知県指定:豊田市郷土資料館蔵)
前原Ⅷ遺跡出土銅鐸(静岡県浜松市:静岡県指定:浜松市博物館蔵)
敷地西の谷出土銅鐸(静岡県磐田市:静岡県指定:静岡県教育委員会蔵)
梅ヶ畑向ノ地町出土銅鐸(京都府京都市:京都府指定:京都府立総合資料館蔵)
門真大和田出土銅鐸(大阪府門真市:国立歴史民俗博物館蔵)
大福遺跡出土銅鐸(奈良県桜井市:桜井市教育委員会蔵)
伊勢遺跡出土資料・下長遺跡出土資料(滋賀県守山市:守山市教育委員会蔵)

関連行事
 
特別展記念講演会
5月3日(火祝)13時30分~15時 会場:当館2階セミナールーム
演題:「大岩山銅鐸から見えてくるもの」
講師 難波洋三氏(独立行政法人奈良文化財研究所)

滋賀・大阪博物館連携企画特別講演会
5月29日(日)13時30分~15時 会場:当館2階セミナールーム
演題:「大岩山銅鐸の発見(仮)」 
講師 水野正好氏(奈良大学名誉教授) 

博物館講座
5月8日(日)13時30分~15時 会場:当館2階セミナールーム
演題:「大岩山銅鐸の埋納をめぐる問題(仮)」 
講師 木戸雅寿氏(滋賀県教育委員会)
5月15日(日)13時30分~15時 会場:当館2階セミナールーム
演題:「初期ヤマト政権と近江(仮)」 
講師 寺澤 薫氏(奈良県立橿原考古学研究所)
6月12日(日)13時30分~15時 会場:当館2階セミナールーム
演題:「大岩山銅鐸と東海(仮)」 
講師 進藤 武氏(野洲市教育委員会)
滋賀・大阪博物館ジョイントセミナー
6月5日(日)13時30分~15時 会場:当館2階セミナールーム
演題:「豊饒をもたらす響き 銅鐸―銅鐸からみる弥生中期社会―」 
講師 正岡大実氏(大阪府立弥生文化博物館)

体験博物館
5月22日(日)13時30分~ 「銅鐸を観察してみよう!!」 
定員20名 事前申し込み必要(受付開始4月22日~)

|

« 堺市立みはら歴史博物館 特別展「古代に鋳る-青銅器-」 | トップページ | 橿原考古学研究所附属博物館・春季特別展「弥生の里-くらしといのり-」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1000613/39713371

この記事へのトラックバック一覧です: 安土城考古博物館・春季特別展「大岩山銅鐸から見えてくるもの」:

« 堺市立みはら歴史博物館 特別展「古代に鋳る-青銅器-」 | トップページ | 橿原考古学研究所附属博物館・春季特別展「弥生の里-くらしといのり-」 »