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2011年6月 2日 (木)

鐘巻銅鐸の修理完了

Photo 検索していたら、和歌山でいくつか銅鐸のニュースがあったのでご紹介しておきたい。

一つは元興寺文化財研究所で修理作業が行われていた鐘巻銅鐸の修理が完了して、2/22に道成寺に戻ってきた。昨年3月に修理が行われるというニュースを見て和歌山に行くのを見合わせていたが、戻った銅鐸は見違えるような見事な青銅色に復元されている!

鐘巻銅鐸は、宝暦12年(1762)に道成寺南側の水田から出土したとされ、裾の部分が欠損しているが、高さは110.6cmあり、県内では最大級の銅鐸。この銅鐸は飾り耳の双頭渦紋をつなぐブリッジを持つタイプで、このタイプの銅鐸は裾部が長いことも特徴なので、同タイプの銅鐸を参考に復元してみると、本来の高さは130cm近くあった計算になる。これは日本最大の大岩山銅鐸や大英博物館蔵の朝来銅鐸と並ぶ大きさ。

道成寺では3/19~4/10まで春の本堂特別公開に合わせて無料公開していた(通常時は有料)

Photo_2修復前・修復後の写真はこちら…以前は白っぽくボロボロだったので同じ銅鐸とは思えない、ずいぶんイメージが違う。

鐘巻銅鐸の修理完了 日高川町・道成寺に戻る 和歌山産経新聞 2011.2.23

鐘巻銅鐸に関して、もう一つ興味深いニュースは、修復作業時に鉛同位体比分析が行われて、鉛は中国の華北地方でのもの(=いわゆるグループA)と分かり、後期の銅鐸と同様の鉛成分であることから、弥生時代に作られた本物と判明したということ。さらに文様がはっきりしたことで突線鈕5式 近畿ⅣC 6区袈裟襷文とわかった。

鐘巻銅鐸はやはり弥生時代日高新報 2011.2.24) 


Photo_3もう一つは銅鐸展示情報…和歌県立紀伊風土記の丘資料館で野井銅鐸(有田市出土)が6/12まで展示されている。

また3/27まで和歌山市立博物館では「市内出土の銅鐸と鏡」がコーナー展示されていたようだが、気づかなかった…(残念)

新収蔵品展および野井銅鐸展示朝日新聞 2011.5.26

6月12日まで、和歌山市岩橋の県立紀伊風土記の丘。オオカミの骨でできた根付け、手で触れることのできる土器や瓦を展示。野井銅鐸(高さ43・6センチ)は1877年に有田市で発見された。弥生中期のものと考えられ、3月に県文化財の指定を受けた。入館料は一般190円、大学生90円、高校生以下と65歳以上は無料。月曜休館。問い合わせは紀伊風土記の丘(073・471・6123)。

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受信: 2011年6月 2日 (木) 08時52分

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