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2011年11月 2日 (水)

吉野ヶ里遺跡公園「ものづくり体験プログラム」-鏡・銅鐸製作

8/21、久しぶりに吉野ヶ里遺跡に行ってきた。ちょっと来ない間にどんどん建物が建てられて、東映太秦の映画村みたいになっている。

さて今回は園内の弥生くらし館で行われている「ものづくり体験プログラム」で銅鏡、銅鐸、金印を作ってきた。

以前、古代出雲歴博で銅鐸づくり体験をやったことがあるが、外型の合わせ目から合金が漏れだしたり、石膏でできた中子を取り出すのに苦労したりと…たいへんだった。

今回も鋳物系は難しいと思っていたが、意外や意外、よく出来たゴム製の鋳型と鋳流れのよい合金で綺麗に簡単に短時間で出来上がった!

作業の流れをざっと紹介したい。

1_2 ①鋳型の表面に白い粉(滑石?)を筆で塗布する。製品を取り出す際の剥離剤だろう。





2②鋳型を組み立て、外側に樹脂製の黒い板を付け、輪ゴムを二重にかけて結束する。






3銅鐸の場合はこんな感じ、中子が浮き上がらないように押さえを付ける。







5_3 ③合金を鍋で溶かして、ゆっくりと湯口から流し込む。
合金材料: 錫60%、ビスマス40%の合金 融点138℃



6_3④流し込んだら、触らずに10分放置して待つ。







7⑤輪ゴムを外して鋳型を開けて製品を取り出す。





8⑥銅鏡の場合、鏡面をサンドペーパーで磨く。
サンドペーパー:240→600→1200番と替えて行く。240は縦磨き、横磨きと同じ向きの磨きを繰り返す。粗砥である240の磨きを入念に行うことがキモ。600と1200は円を描くように磨いていく。

⑦最後はピカールを使って磨く。
靴磨きなどで使うシャツ生地にピカールを少量付けて磨いていく。

9_2 ⑧鏡の裏面(模様のある方)も内行花文の部分をピカールで磨く。

銅鐸は鋳上がったら、鐸身の裾部分のバリをラジペンで除去し、サンドペ10ーパーで磨くだけで鏡より簡単だった。

この体験プログラム用鋳型を販売しているのは、スタジオ33という京都の会社らしく、ゴム製鋳型は特許も取っている。

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