砂置き場から大量発見の銅鐸、公開始まる 淡路島
兵庫県南あわじ市(淡路島)で見つかった弥生前期末~中期初頭(紀元前3~同2世紀)の「松帆銅鐸(まつほどうたく)」の公開が14日、同市の滝川記念美術館で始まった。過去4番目の大量出土となった銅鐸を一目見ようと、古代史ファンらが集まった。
ごみ?いや青銅器だ 砂置き場で偶然「お宝」発見
公開されたのは、4月に石材セメント製造会社の砂置き場で発見された銅鐸7個のうち、最古級の「菱環鈕(りょうかんちゅう)式」1個を含む3個と、銅鐸内側につるした青銅製の棒「舌(ぜつ)」3本。大小の銅鐸が「入れ子」状態になり、全国で初めて舌が入った状態が確認された2組4個については、奈良文化財研究所が撮影した断面のCTスキャン画像が公開された。
一番乗りで訪れた南あわじ市のホテル従業員富永勇二さん(59)は「土の中にあったとは思えないほど色がきれいで、迫力がある。どんな音がするのか聞いてみたい」と話した。
8月16日まで。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。入場無料。問い合わせは美術館(0799・36・2314)へ。
(朝日2015年7月14日)
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