尼崎市立田能資料館特別展「弥生のものづくり―銅鐸を中心に―」
第45回尼崎市立田能資料館特別展「弥生のものづくり―銅鐸を中心に―」
田能遺跡からは白銅製釧や銅鏃という青銅器や、銅剣の鋳型片が発見されています。また、田能遺跡周辺からは銅鐸も多く見つかっています。 今回の特別展では、弥生のものづくりとして青銅器づくり特に銅鐸の製作にスポットを当てて展示を行います。銅鐸は出土量に比べ、製作道具や生産遺跡の出土が少なく、製作方法についてもよく分かっていません。 そこで今回は、出土した製作遺跡や工房跡、炉などについて紹介し、実験考古学の成果も含めながら弥生時代の青銅器づくりにせまります。
会 場 尼崎市立田能資料館
期間 2015年10月6日(火)? 2015年12月13日(日)
(1)展示解説会と映像資料「銅鐸をつくる」(各約5分)の鑑賞会 11月14日(土) (「銅鐸を造る」 映像提供 銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)) (「桜ヶ丘12号銅鐸復元鋳造」 映像提供神戸市立博物館)
(2)展示解説会と「銅鐸の音を聞いてみよう」 11月22日(日) (資料提供 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)
(3)映像資料「銅鐸をこわす!?」(約30分)の鑑賞会11月15日(日)、12月12日(土) (「銅鐸の破砕実験」映像提供 兵庫県立考古博物館)
いずれも尼崎市立田能資料館展示・学習室にて 午後2時から、当日直接会場へ 申込み・参加費不要
(4)古代のくらし体験学習会「青銅器(銅剣または銅釧)をつくろう」
1回目10月25日(日曜日)、2回目11月29日(日曜日)(2回連続講座)
展示・学習室にて いずれも午後2時から 申込み必要 材料費2,000円
詳細は、田能資料館ホームページ10月の古代のくらし体験学習会をご覧ください。
展示に関連したイベントをおこないます。真っ赤に溶けた青銅を、参加者みずからが彫った鋳型に、技術者の方が流し込む姿は圧巻です。ものづくりのまち尼崎だからこそできる学習会です。
10月の体験学習会(追加募集)
写真の石製鋳型未成品(西神ニュータウン内第65地点遺跡)が展示されるのが注目、また銅剣の鋳造実験がある、岩永省三さんの解説付きだから本格的だ。
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