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2024年7月 1日 (月)

古代出雲歴史博物館 企画展「荒神谷発見!-出雲の弥生文化-」

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企画展「荒神谷発見!-出雲の弥生文化-」

会期:令和6年7月12日(金)~ 9月8日(日)
開館時間:9:00~18:00(最終入館17:30)
会場:島根県立古代出雲歴史博物館 特別展示室

昭和59年(1984)の夏、荒神谷遺跡(出雲市斐川町)で358本もの銅剣が発見され、さらに翌年、銅鐸6個・銅矛16本が出土しました。荒神谷遺跡は全国最多の青銅器大量埋納遺跡として、大きな注目を集めることになります。この発見により、それまで神話や古代史から描かれていた古代出雲のイメージは大きく変わりました。
 本企画展は、荒神谷発見40周年の節目の年に、最新の研究成果を踏まえ、あらためて出雲の弥生文化に焦点を当てるものです。まず、島根県内で近年行われた発掘調査の成果を通じて、水田農耕や狩猟・漁労、住まいやモノ作りなど、弥生人たちの生活の実態を解き明かします。次に、出雲で玉作りが本格化し、遠く離れた九州・朝鮮半島との広域交流を行っていた様子、また争いが起こっていたことを示す資料を紹介します。さらに、弥生人がまつりの道具として採用した青銅器の、製作から使用に関わる資料を示し、出雲の青銅器大量埋納の謎に迫ります。

関連講座:
1.荒神谷銅剣はいかに創り出されたのか
 [日 時]7月13日(土)13:30~15:00
 [講 師]吉田 広氏(愛媛大学ミュージアム教授)
2.青銅器をもつことと弥生地域社会-西日本各地の比較-
 [日 時]7月27日(土)13:30~15:00
 [講 師]若林邦彦氏(同志社大学歴史資料館教授)
3.青銅器なき世界からみた弥生社会像
 [日 時]8月3日(土)13:30~15:00
 [講 師]寺前直人氏(駒澤大学文学部教授)
4.荒神谷大量青銅器の発見とその後
 [日 時]8月24日(土)13:30~15:00
 [講 師]足立克己氏(元古代出雲歴史博物館学芸部長)

 [会 場]古代出雲歴史博物館 講義室 ※オンライン(Zoom)で同時配信します。
 [会場定員]各回60名(要事前申込) 参加無料

島根県立古代出雲歴史博物館
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東 99 番地 4(出雲大社東隣)
Tel: 0853-53-8600
Fax: 0853-53-5350

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図録『荒神谷発見!-出雲の弥生文化-』
1,650円(税込み)A4判、全111ページ
※まだ購入できるようです。

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