2特別展・企画展

2016年8月10日 (水)

いのちのたび博物館・企画展「企救の国の青銅器文化」

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企画展「企救の国の青銅器文化」

会期:2016/7/3~11/6

重留遺跡(しげとめいせき、小倉南区重住)から出土した、弥生時代後期の青銅製祭器(マツリの道具)である広形銅矛(ひろがたどうほこ)は、同様のマツリの道具が住居の中から出土した国内で唯一の例であることや、住居の中で何度も広形銅矛を埋めたり出したりしていたことが考古学的な調査で初めて明らかになった例です。
これらのことが学術的に高い価値をもつと評価されて、重留遺跡出土の広形銅矛は国の重要文化財に指定されることになりました。考古資料が重要文化財になるのは、北九州市で初めてのことです。
これを記念して、本展では重留遺跡出土広形銅矛のお披露目展示を行います。また本市出土の銅鏡や銅剣などを合わせて展示するとともに、芦屋釜の里で復元鋳造した広形銅矛を展示して、本市の弥生時代の青銅器文化を紹介いたします。


歴史講演会「重留銅矛は何を語るか~邪馬台国の時代 in 北九州」

開催日9月17日(土)
時間13:00~16:30
場所いのちのたび博物館 ガイド館
定員200名(当日先着順受付)
対象どなたでも(小学生以下は保護者の参加が必要)
料金等無料
申込方法当日先着受付順
【お問い合わせ】
北九州市文化企画課 Tel.093-582-2391
内容銅鐸や銅矛を使用した弥生時代の祭祀について精鋭の研究者を招いて議論する。

北九州市立いのちのたび博物館[自然史・歴史博物館]
〒805-0071 福岡県北九州市八幡東区東田2-4-1
Tel:093-681-1011
Fax:093-661-7503

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2016年5月 1日 (日)

高松市歴史資料館 特別陳列「天満・宮西遺跡出土の銅鐸-最も新しい絵画銅鐸」

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平成28年3月23日、高松市松縄町の天満・宮西遺跡の試掘調査において、最終段階の銅鐸の破片が出土しました。高松市で銅鐸の出土は2例目となります。県内ではこれまで20例の銅鐸が確認されていますが、本資料が県内で最も新しい段階の銅鐸で、かつ全国で最も新しい絵画銅鐸となります。

出土した直後の銅鐸を広く市民の方々に御覧いただくことを目的に、本特別陳列を開催するものです。

期間:平成28年4月29日(金・祝)~28年5月15日(日)

場所:サンクリスタル高松4階(昭和町1丁目2番20号)高松市歴史資料館ロビー

時間:9時~17時    

観覧料:無料

主催:高松市創造都市推進局文化財課(埋蔵文化財センター)

1 高松平野の弥生時代後期の中心集落 天満・宮西遺跡

天満・宮西遺跡は、平成元年度に本市教委が発掘調査を実施しました。調査の結果、高松平野において、弥生時代後期に最盛期を迎える拠点集落のひとつであることが分かりました。ここでは、出土した土器等を紹介し、天満・宮西集落の姿に迫ります。

2 全国で最も新しい絵画銅鐸 天満・宮西銅鐸とは

銅鐸の出土状況や、銅鐸の細部を詳しく解説します。また、本銅鐸の特徴のひとつと言える、銅鐸に鋳出された絵画にも注目します。

3 銅鐸の出土が意味するもの-天満・宮西銅鐸の価値を考える-

弥生時代の終わりに、全国で銅鐸の製造とマツリが終わります。天満・宮西銅鐸は、最終段階に作られた銅鐸として、埋納ではなく廃棄された状態で出土しました。

天満・宮西銅鐸からどのようなことが言えるのか、この銅鐸はどのような価値を持つのか考えます。

関連行事

◇ミュージアムトーク(会場:高松市歴史資料館ロビー、聴講無料)

4月29日(金・祝)11時、13時、14時
4月30日(土)  11時、13時、14時
5月 1日(日)  11時30分、13時、14時

銅鐸等の鋳造体験(会場:高松市歴史資料館ロビー、有料(体験料500円~1300円))

申込不要です。直接会場にお越しください。
5月15日(日)  受付時間 10時~15時

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2016年2月19日 (金)

淡路島「松帆銅鐸」兵庫県立考古博物館で特別公開!

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先日、南あわじ市玉青館で二度目の公開となった松帆銅鐸がいよいよ本土上陸!兵庫県立考古博物館で公開される。公開されるのは淡路の時と同じ1、2、5、6、7号と思われ(3・4号は鈕のひもが運搬中に外れる怖れがあるため、今回は未公開との説明)、舌4本のうち3本は初公開か?3/13には難波さんの講演会も予定されている。

話題の「松帆銅鐸」を考古博で期間限定で特別公開します!
昨年4月、兵庫県南あわじ市で発見され、話題の「松帆銅鐸」を当館にて特別公開します。「銅鐸・舌・ひも」が同時に発見されたのは、国内初の出来事で、数十年に一度の大発見といわれています。今回は、発見された銅鐸7口のうち、銅鐸5口と舌4本を展示します。(※展示内容は変更になる場合があります)
 
開催中の企画展「ひょうごの遺跡2016-調査研究速報-」にて3月27日(日)までの期間限定公開となります(下記参照)

開催期間
2016年02月27日(土)~03月27日(日)

会場
兵庫県立考古博物館特別展示室

時間
9:30~17:00(入場は16:30まで)

開催期間中の休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日)

観覧料金
大人210円(160円)、大学生150円(120円)、高校生100円(80円)
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金

概要
◆特別講演会◆
場所:当館講堂
日時:3月13日(日) 13:30~15:00(12:50より整理券配布)
料金:無料 定員:先着120名 当日受付
「南あわじ市 松帆銅鐸の位置づけについて」
難波洋三((独法)国立文化財機構 奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター長)
◆紙芝居◆
「銅鐸物語」 特別公開期間中の土・日 13:00~13:30

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企画展 ひょうごの遺跡2016-調査研究速報-
 兵庫県が実施した発掘調査と出土品整理から、最新の考古学の調査研究成果を一堂に公開します。最新の発掘調査報告書に掲載した遺跡と、今年度に発掘調査を行った遺跡から、選りすぐりの資料をご覧いただきます。また、昨年4月に淡路島で発見され、舌やひもの存在が全国的に話題となった「松帆銅鐸」の最新情報を紹介するとともに、2月27日から会期末まで実物の特別公開も予定しています。

開催期間
2016年01月30日(土)~03月27日(日)

会場
当館特別展示室

時間
9:30~17:00(入場は16:30まで)

開催期間中の
休館日
月曜日(祝日の場合は翌平日)

観覧料金
大人210円(160円)、大学生150円(120円)、高校生100円(80円)
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体割引料金

概要
◆主な展示品◆
松帆銅鐸:南あわじ市松帆古津路 ※2/27から展示
和同開珎 銀銭:九蔵遺跡(南あわじ市)
木製祭祀具、須恵器、甕:田井A遺跡(淡路市)
縄文土器:丁・柳ヶ瀬遺跡(姫路市)

◆講演会◆
場所:当館講堂
時間:13:30~15:00(12:50より整理券配布)
料金:無料 定員:先着120名 当日受付

2月13日(土)「田井A遺跡の調査」
久保弘幸((公財)兵庫県まちづくり技術センター 埋蔵文化財調査部副課長)
2月27日(土)「宇野構遺跡の調査」
山上雅弘(当館学芸員)
3月13日(日) 特別講演会「南あわじ市 松帆銅鐸の位置づけについて」
難波洋三((独法)国立文化財機構 奈良文化財研究所 埋蔵文化財センター長)

◆平成27年度発掘調査速報会◆
3月12日(土) 13:30~16:00(12:50より整理券配布)
場所:当館講堂 
料金:無料 定員:先着120名 当日受付
主催:(公財)兵庫県まちづくり技術センター埋蔵文化財調査部

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2016年1月26日 (火)

サントリー美術館「水-神秘のかたち」

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渋谷駅でこの展示会のポスター見ていて、もしかしたら流水文銅鐸が展示されているかも…?と検索してみると、やっぱりありました!八尾市跡部銅鐸が展示されていることが判明、会期は2/7までだが東京で見られることは少ないので一度足を運びたい。しかし美術の世界では今でも流水文=水の表現と解釈されているんだな~と、考古学の世界では佐原先生が否定されて呪縛文様と考えられている。先日岡山で見た直弧文の特別展では弥生の呪術文様から弧帯文の成立を説明していたが、その中で流水文も捉えられている。

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水-神秘のかたち

水は、あらゆる生命の源であるがゆえに世界中でさまざまな信仰を生み、祈りの対象ともなりました。特に四方を海に囲まれ、かつ水源が豊かな日本においては、自然崇拝と相まって、水のもつ精神性が発展したようで、日本語に信仰背景があることを連想させる水の慣用句が多いことや、水による潤いが精神にも及ぶ発想があることに、一端が示されるでしょう。
さらに、祭器である銅鐸に流水文が表されることから、すでに弥生時代より信仰があったことがうかがえ、それが今でも続くことは、湖や滝がご神体として祀られることに見ることができます。また、龍宮城など、水にまつわる昔話が多くあることは、多岐にわたる信仰を映し出すでしょう。とりわけ、今でも日本各地に残る龍神信仰は、雨乞いと深くかかわるものであり、五穀豊穣ひいては鎮護国家に直結することから、時代を通じて信仰され、水の信仰の中核といえるものです。
本展は、水にかかわる神仏を中心に、その説話や儀礼、水に囲まれた理想郷や水の聖地など、水を源とする信仰に根ざした造形物を、彫刻、絵画、工芸にわたって展観することで、日本人が育んできた豊かな水の精神性を浮び上がらせようとするものです。特に篤い信仰を集めた龍神は、国宝「善女龍王像(ぜんにょりゅうおうぞう)」など優れた造形性を有するものが伝わり、龍神の持つ神秘の玉―「宝珠(ほうじゅ)」に関する作例とともに、本展の見どころの一つとなります。若水を汲む新春に、清らかな水が生んだ神秘のかたちをお楽しみください。

会場:サントリー美術館
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階

会期:2015年12月16日(水)~2016年2月7日(日)
※作品保護のため会期中、展示替を行ないます。
※各作品の出品期間は、出品作品リストをご参照ください。

開館時間:10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00)
※12月22日(火)、2016年1月10日(日)は20時まで開館
※2016年1月2日(土)は18時までの開館
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※shop×cafeは会期中無休

休館日:火曜日、12月30(水)~2016年1月1日(金・祝)
※12月22日(火)は20時まで開館

入館料:
一般
当日 1,300円 前売 1,100円
大学・高校生
当日 1,000円 前売 800円
※中学生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料

音声ガイド:500円 ※英語版もございます。
主催:サントリー美術館、朝日新聞社
協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス

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2015年10月18日 (日)

尼崎市立田能資料館特別展「弥生のものづくり―銅鐸を中心に―」

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第45回尼崎市立田能資料館特別展「弥生のものづくり―銅鐸を中心に―」


田能遺跡からは白銅製釧や銅鏃という青銅器や、銅剣の鋳型片が発見されています。また、田能遺跡周辺からは銅鐸も多く見つかっています。  今回の特別展では、弥生のものづくりとして青銅器づくり特に銅鐸の製作にスポットを当てて展示を行います。銅鐸は出土量に比べ、製作道具や生産遺跡の出土が少なく、製作方法についてもよく分かっていません。  そこで今回は、出土した製作遺跡や工房跡、炉などについて紹介し、実験考古学の成果も含めながら弥生時代の青銅器づくりにせまります。

会 場 尼崎市立田能資料館
期間 2015年10月6日(火)? 2015年12月13日(日)

(1)展示解説会と映像資料「銅鐸をつくる」(各約5分)の鑑賞会 11月14日(土) (「銅鐸を造る」 映像提供 銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)) (「桜ヶ丘12号銅鐸復元鋳造」 映像提供神戸市立博物館)
(2)展示解説会と「銅鐸の音を聞いてみよう」 11月22日(日) (資料提供 奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)
(3)映像資料「銅鐸をこわす!?」(約30分)の鑑賞会11月15日(日)、12月12日(土) (「銅鐸の破砕実験」映像提供 兵庫県立考古博物館)
いずれも尼崎市立田能資料館展示・学習室にて 午後2時から、当日直接会場へ 申込み・参加費不要

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(4)古代のくらし体験学習会「青銅器(銅剣または銅釧)をつくろう」
1回目10月25日(日曜日)、2回目11月29日(日曜日)(2回連続講座)
展示・学習室にて いずれも午後2時から 申込み必要 材料費2,000円
詳細は、田能資料館ホームページ10月の古代のくらし体験学習会をご覧ください。
展示に関連したイベントをおこないます。真っ赤に溶けた青銅を、参加者みずからが彫った鋳型に、技術者の方が流し込む姿は圧巻です。ものづくりのまち尼崎だからこそできる学習会です。
10月の体験学習会(追加募集)

写真の石製鋳型未成品(西神ニュータウン内第65地点遺跡)が展示されるのが注目、また銅剣の鋳造実験がある、岩永省三さんの解説付きだから本格的だ。

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2015年10月 2日 (金)

天理ギャラリー 第156回展「青銅のまつり―光と音の幻想―」

Photo今日から天理ギャラリーで青銅器展が始まる…一昨日天理参考館のHPを見ていて知った。2年前(2013年秋)奈良の参考館で開催された「青銅のまつり」の東京Ver.。天理参考館は民間の博物館としては結構銅鐸を持っている~辰馬考古資料館の次だろうか?会期も長いので何度か足を運びたい。

第156回展「青銅のまつり ―光と音の幻想―」

紀元前三千年頃、メソポタミアや中国で青銅器の生産が始まり、本格的な金属器の時代が到来します。中国の青銅器文化は東アジア一帯に広がり、わが国に青銅器が伝わるのは、弥生時代の中期初頭、今からおよそ二千四百年前のことです。
日本の青銅器には銅鐸、銅矛、銅戈、銅剣などの武器、鏡などがあります。
今回は当館所蔵の弥生時代から古墳時代にかけての音のでる青銅器を中心にご覧頂きます。また、日本の青銅器の源流である中国・朝鮮半島の関連資料、銅鐸との類似性が指摘される中国南部地方の銅鼓など、海外の資料も合わせて紹介します。
今、目にする青銅器は緑青に覆われてくすんだ緑色ですが、作られた当時は目も眩むほどに輝いていました。まつりの場で振り鳴らされる銅鐸や鈴鏡の煌めきとその音色は、人々に驚きとともに畏怖の念をかき立てる舞台装置として、まさに絶大な効果を発揮したことでしょう。
青銅器をとおしてまつりの場に臨んだ古代人に思いを馳せ、その芸術的ともいえる造形と文様の美しさをご鑑賞下さい。

◆会期:2015(平成27)年10月2日(金)~11月28日(土)
◆開館時間:午前9時30分~午後5時30分
 ※入場は午後5時まで
◆休館日:毎週日曜日
◆入館料:無料
◆会場:東京天理ビル9階 天理ギャラリー

◆ギャラリートーク講演会(展示解説)
日時:2015(平成27)年10月2日(金) 午後1時30分から
担当:高野政昭 当館学芸員

◆講演会「銅鐸と銅鼓」
日時:2015(平成27)年10月24日(土) 午後1時30分から
講師:高野政昭 当館学芸員

本当に久しぶりの更新…昨年から一年ぶりぐらいになるだろうか?その間、岡山総社市神明銅鐸発見から淡路島の松帆銅鐸発見まで銅鐸の発見が相次いだが、全然書いてなかったので、ぼちぼちUPしていきたいと思っています。

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2015年10月 1日 (木)

辰馬考古資料館 平成27年度秋季展「水野正好先生と辰馬考古資料館」

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西宮市の香櫨園(こうろえん)にある公益財団法人 辰馬(たつうま)考古資料館は、酒造家の辰馬悦蔵氏が、昭和51年(1976)に設立し、収集は考古遺物と富岡鉄斎の作品が中心です。
10月3日(土)~11月29日(日)に、秋季展「水野正好先生と辰馬考古資料館」を開催します。

展覧会名称 : 秋季展「水野正好先生と辰馬考古資料館」
展観期間 : 平成27年(2015) 10月3日(土)~11月29日(日)
開館時間 : 10:00~16:30(入館は16:00まで)

展覧会の内容 : 平成27年1月27日に逝去された水野正好前館長を偲び、先生が各地でお話になった講演の基礎となり、かつ特に関心を持たれていた当館所蔵品を出店いたします。

入館料 : 一般200円、大学生100円、高校生以下無料
休館日 : 月曜日、ただし10月12日(月・祝)・11月23日(月・祝)は開館し、それぞれの翌日10月13日(火)・11月24日(火)を休館日といたします。

※ 11月14日(土)および15日(日)は「関西文化の日」として無料で見学できます。

講座 : 10月24日(土)に学芸員による展示解説を行います。11月14日(土)に講演会を開催いたします。詳しくはこちらをご覧ください。

交通 : 阪神電車「香櫨園」駅より徒歩2分、JR「さくら夙川(しゅくがわ)」駅より徒歩7分、阪急電車「夙川」駅より徒歩10分

公益財団法人 辰馬考古資料館
〒662-0962 兵庫県西宮市松下町 2-28
TEL&FAX 0798-34-0130

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2015年8月28日 (金)

総社・神明遺跡 銅鐸に「流水文」 国内4例目、全体像が判明

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岡山県古代吉備文化財センターは28日、総社市福井の神明(しんめい)遺跡で昨年9月出土した銅鐸(どうたく)について、ひもを通す上部のつり手部分・鈕(ちゅう)に「流水文」を確認したと発表した。鈕に流水文のある銅鐸は国内4例目。さらに胴体部には格子状の「袈裟襷(けさだすき)文」と三角形の「鋸歯(きょし)文」があしらわれるなど、全体像がほぼ判明した。

銅鐸は高さ31・6センチ、重さ約1・93キログラム。固着したさびのため文様が確認できない部分も多いが、流水文は鈕の外側を巡るようにS字状に施されており、一部は目視でも確認できる。

流水文は、胴体部全体に見られる岡山市・高塚遺跡の突線流水文銅鐸(国重要文化財)などで知られるが、鈕に施されたケースは希少。国内約580点の銅鐸のうち、これまでに大阪府で2点、兵庫県で1点が見つかっていただけだった。

鈕の両端が薄い形状から、年代が比較的新しい扁平(へんぺい)鈕式で、弥生時代中期後半(紀元前1世紀ごろ)に制作されたことも判明。また文様が不鮮明な上、エックス線撮影で銅鐸内部に気泡が多く見られたため、土製ではなく石製鋳型で作られたと考えられるという。

同センターの宇垣匡雅所長は「文様や形式を他地域の銅鐸と詳細に比較したい。同時期の吉備の交流関係を解明する一歩になる」と話している。銅鐸は今年5月から、奈良文化財研究所でこびり付いたさびや泥を落とす作業を進めていた。

銅鐸は9月5日午後1時から開かれる同遺跡現地説明会で公開。同8日~10月16日には同センターで展示する。問い合わせは同センター(086―293―3211)。

山陽新聞 2015年08月28日




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岡山県総社市の神明遺跡で出土した弥生時代の銅鐸のつり手部分「鈕」に、水が流れるような流水文という模様があることが3日、県古代吉備文化財センターの調査で分かった。流水文は銅鐸の本体部分に用いられる模様だが、鈕にあるのはまれで、全国で500個以上ある銅鐸のうち4例目という。.

他の3例は大阪府、兵庫県で見つかっており、発掘を担当したセンターの渡辺恵里子総括副参事は「今回のものも近畿から入手した可能性が高い。神明遺跡と近畿につながりがあったのではないか」と話した。

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古代吉備文化財センター 神明銅鐸
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神明銅鐸が岡山に戻ってきました!!
当初想定していたよりも泥やサビが固くこびりついていたため、クリーニング作業は難航しましたが、身の表面に田の字状の格子目文〈こうしめもん〉を施す4区袈裟襷文〈けさだすきもん〉と判明しました。身の下部と鰭〈ひれ〉には鋸歯文〈きょしもん〉もわずかに見えます。この文様構成と吊〈つ〉り手(鈕〈ちゅう〉)の形から扁平鈕式古段階〈へんぺいちゅうしきこだんかい〉に比定され、弥生時代中期後半(紀元前1世紀)に製作されたと考えられると、奈良文化財研究所 難波洋三埋蔵文化財センター長から御教示をいただきました。鰭上部に1対の飾耳〈しょくじ〉の痕跡も確認されています。これとよく似た銅鐸を県内で探すと、倉敷市種松山〈たねまつやま〉出土銅鐸や岡山市中区雄町〈おまち〉遺跡出土銅鐸があります。
 また、鈕の片面には流水文と呼ばれる曲線の文様が施されていました。鈕に流水文を施す銅鐸は大阪で2例と兵庫で1例しかない珍しいものだそうです。
 神明銅鐸は10月16日(金)まで当センター展示室でご覧いただけます。是非その目で確かめに来てください!

クリーニングされるのを楽しみにして見学…うーん文様が見えない…しかし一時間半ほど見ていると徐々に文様が見えてくるから不思議だ。

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2015年7月14日 (火)

砂置き場から大量発見の銅鐸、公開始まる 淡路島

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兵庫県南あわじ市(淡路島)で見つかった弥生前期末~中期初頭(紀元前3~同2世紀)の「松帆銅鐸(まつほどうたく)」の公開が14日、同市の滝川記念美術館で始まった。過去4番目の大量出土となった銅鐸を一目見ようと、古代史ファンらが集まった。

ごみ?いや青銅器だ 砂置き場で偶然「お宝」発見

公開されたのは、4月に石材セメント製造会社の砂置き場で発見された銅鐸7個のうち、最古級の「菱環鈕(りょうかんちゅう)式」1個を含む3個と、銅鐸内側につるした青銅製の棒「舌(ぜつ)」3本。大小の銅鐸が「入れ子」状態になり、全国で初めて舌が入った状態が確認された2組4個については、奈良文化財研究所が撮影した断面のCTスキャン画像が公開された。

一番乗りで訪れた南あわじ市のホテル従業員富永勇二さん(59)は「土の中にあったとは思えないほど色がきれいで、迫力がある。どんな音がするのか聞いてみたい」と話した。

8月16日まで。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。入場無料。問い合わせは美術館(0799・36・2314)へ。

朝日2015年7月14日

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2014年10月 2日 (木)

辰馬考古資料館 平成26年度秋季展「銅鐸と発見場所と」

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西宮市の香櫨園(こうろえん)にある公益財団法人「辰馬(たつうま)考古資料館」では、秋季展「銅鐸と発見場所と」を開催します。

神戸市桜ケ丘の地から銅鐸が発見されて50年の時が経ちました。この発見は、銅鐸研究においても、また当館設立者辰馬悦蔵にとっても大きな転機となる出来事といえるでしょう。今回の展観では、館蔵の銅鐸とその出土場所に焦点をあて、その研究の歩みを振り返りたいと考えます。

展観期間 : 10月4日(土)~11月30日(日) 10:00~16:30(入館は16:00まで)

入館料 : 大人200円、敬老(65歳以上・年齢を証明するものをご持参ください)100円、大学生100円、高校生以下無料

休館日 : 月曜日(祝日の場合は翌日休館)
今年度も11月15日(土)および16日(日)の2日間を「関西文化の日」として無料開放日といたします。

交通 : 阪神電車「香櫨園」駅より北に徒歩2分、JR「さくら夙川(しゅくがわ)」駅より徒歩7分、阪急電車「夙川」駅より南に徒歩10分

公益財団法人 辰馬考古資料館
〒662-0962 兵庫県西宮市松下町 2-28
TEL&FAX 0798-34-0130

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